こんにちは、「受験合格のための速読法」のブログ記事を執筆している司法書士の久我山左近です。
カワウソ竹千代左近先生、中学受験って、やっぱり文章を読むのが速いほうが有利なの?



そうじゃな。もちろん「速く読めれば必ず合格する」というわけではないが、文章を速く正確に読めることは、中学受験では大きな武器になるんじゃよ。



でも、速く読んだら内容がわからなくなりそう……。



そこが一番大切なポイントじゃよ!



どういうこと?くわしく教えて欲しいな。



大切なのは、「内容をきちんと理解しながら、今より速く読めるようになること」なんじゃ。
今回は、中学受験で速読がどのように役立つのか、そして速読と「読解力」「集中力」にはどのような関係があるのかを解説していくぞ。
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中学受験でなぜ読むスピードが武器になるのか、解説します。


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中学受験ではどうして読む速さが重要なの?



そもそも、中学受験ではどうして読む速さが大事なの?



試験には「制限時間」があるからじゃよ。
例えば国語で、長い物語文と説明文が出題されたとする。
文章を読むだけで20分かかってしまったら、問題を考える時間が少なくなってしまうんじゃ。



そうだね!最後の問題まで行けないことがあるよ!



そうじゃな。
もし同じ文章を、理解度を落とさず15分で読めたらどうだ?



5分余るね!



その5分を記述問題に使ったり、わからなかった問題をもう一度考えたり、見直しに使ったりできるんじゃよ。
つまり、中学受験で速読が役立つ最大の理由は、単に早く読み終わることではない。「読む時間を短くして、考える時間を増やせること」
なんじゃ。
速く読むと読解力が落ちるんじゃないの?



でも先生、急いで読むと間違えないかな?



そういった心配もあるな。
実際、読むスピードだけを無理に上げると、理解度が下がることがあるんじゃ。研究でも、速度を上げることで正確さや理解度が下がってしまう「スピードと正確性のトレードオフ」が指摘されているんじゃ。



じゃあ、速読って意味ないの?



いやいや、そういうことではないんじゃよ(笑)。
大事なのは、速さだけを追いかけないことなんじゃ。
例えば、「昨日は1分間に500文字だったけど、今日は1,000文字読めた!」これだけでは、本当に読書能力が上がったとは言えないんじゃ。



内容を覚えてなかったら意味ないもんね。



その通りじゃよ!
中学受験で目指すべきなのは、「速さ × 正確さ × 理解力」なんじゃ。
だから速読トレーニングでも、「何文字読めたか」だけでなく、「内容を理解できているか」まで確認することが重要なんじゃよ。
読むのが速い子は読解力も高いの?



じゃあ、実際に読むのが速い子は、国語もできるのかな?



読む能力と読解力の関係については、いろいろな研究が行われているんじゃよ。2025年に発表された大規模なメタ分析では、文章を流暢に読む能力と読解力の間に強い関連が確認されているんじゃ。
特に興味深いのは、単純な「読む速さ」だけではなく、速さと正確さを組み合わせた読書効率と読解力との関係なんじゃ。



やっぱり「速いだけ」じゃダメなんだね。



そういうこと。
例えば、自転車だって速く走るだけだとしたら?



曲がれなかったら壁にぶつかる(笑)。



そうじゃ(笑)。読書も同じなんじゃよ。
速くても内容がわからなければ意味がない。逆に、一文字一文字を慎重に読みすぎて試験時間が足りなくなっても困る。
「速く、正確に、理解する」このバランスが大切なんじゃ。
小学生でも読むスピードは伸ばせるの?



でも、読むのが速い人って、もともと速いんじゃないの?



必ずしもそうとは限らないんじゃ。
日本の小学生を対象にした研究では、眼球運動や文字認識などを含む1回10分のトレーニングを行った研究では、理解力を落とさず、1分間に読める文字数が400文字以上増えたと報告されているんじゃよ。



400文字も?



もちろん、すべての子どもが同じように伸びるという意味ではないぞ。
研究結果には条件もあるし、個人差もあるんじゃ。
でも、「読む能力は生まれつき決まっていて、練習しても変わらない」というわけではないことはわかる。
スポーツと同じように、読むことにも「慣れ」や「トレーニング」が関係しているんじゃ。
速読すると集中力も伸びるの?



お母さんが「あなたは集中力がない!」っていつも言うんだけど(笑)、速読で集中力も伸びるのかな?



これは少し慎重に考えることが必要じゃな。
「速読をやれば必ず集中力が高くなる」とまでは言えないんじゃ。
ただ、集中力と読解力に関係があることを示す研究はあるんじゃよ。
日本の中学生を対象とした研究でも、持続的注意力などが日本語の読解力に関係していることが示されているんじゃ。



やっぱり集中できるほうが勉強にはいいんだね。



そうじゃな。
長い文章を読むときは、途中で別のことを考えてしまうと内容がつながらなくなることもあるんじゃ。



わかるよ!読んでるのに頭の中では全然違うこと考えてる(笑)。



それでページの下まで行って、「あれ?何の話だったっけ?」となって、また上に戻る。



先生、ボクのこと見てたの(笑)?



よくあることなんじゃ(笑)。
速読トレーニングでは、一定時間、文字や文章に意識を向けて処理する練習を行う。そのため、速く読む練習だけではなく、文章に集中して取り組む習慣づくりにもつなげることができるんじゃよ。
速読って目を速く動かすことなの?



速読って、目を右、左、右、左って、ものすごく速く動かすんじゃないの?



そう思っている人も多いが、単純に目を速く動かせば文章が速く読めるわけではないんじゃよ。
速い読み手には、一回の視線移動が大きい、文字を見る時間が短い、読み戻しが少ないといった特徴があるんじゃ。



読み戻しって?



一度読んだところに視線を戻して、また読むことじゃよ。
「えーっと、さっき何て書いてあったっけ?」と戻ることが多いと、それだけ時間がかかるんじゃ。それに、読むことに慣れてくると、一文字一文字をバラバラに処理するだけではなく、単語や文章のまとまりを効率よく認識できるようになってくるんじゃ。
だから大切なのは、目を無理やり速く動かすことではなく、文字や文章を効率よく認識して意味を理解することなんじゃよ。
速読は国語だけに役立つの?



でも、速読って国語に効果的なだけでしょ?



実はそうでもないぞ。
算数の文章題を思い出してみるんじゃ。



長い文章。ボク嫌いなんだ……。



そうじゃな(笑)。
算数でも、まず文章を読んで「何がわかっていて、何を求めるのか」を理解しなければならない。
理科でも実験の条件や結果を読まなければならないし、社会でも長い問題文、資料、グラフなどから必要な情報を探す問題がある。
つまり、中学受験では4教科すべてで、読む → 理解する → 考える → 答えるという情報処理をしているんじゃよ。



じゃあ、読むのが速くなれば、算数や理科でも時間を節約できるね。



その可能性はあるぞ。
だから速読は「国語だけの技術」と考えるより、中学受験全体を支える情報処理能力の一つとして考えたほうがいいんじゃよ。
中学受験で目指すのは「速読」ではなく「速解」



先生の話を聞いていると、速く読むだけじゃダメなんだね。



そう、そこが今日一番覚えてほしいところなんじゃ。
中学受験で最終的に目指したいのは、単なる「速読」ではなく、
「速解(そっかい)」なんじゃよ。



速解?



文章を速く正確に読み、内容を理解し、問題が何を聞いているのか判断して、本文から必要な情報を見つけ、答えを導き出すんじゃ。
つまり、
速く読む
↓
正確に理解する
↓
必要な情報を見つける
↓
考える
↓
速く正解にたどり着く
ここまでできて、初めて中学受験で役立つ能力になるんじゃよ。
まとめ|速読で「考える時間」を増やそう!



先生、結局、中学受験をするなら速読はやったほうがいいのかな?



「ものすごいスピードで読むこと」を目的にする必要はないんじゃ。
でも、理解度を落とさず、今より速く正確に読めるようになるトレーニングには、中学受験との相性があると考えられる。
読むことに時間がかからなくなれば、そのぶん問題を考える時間を増やせるんじゃよ。



国語だけじゃなくて、算数、理科、社会でも使えるんだよね。



その通りじゃ!
大切なのは、「速く読む力」+「正確に理解する力」+「集中する力」+「考える力」なんじゃ。
速読はゴールではなく、受験問題を効率よく解くための土台の一つ!



読む時間を短くできれば、そのぶん「考える時間」を増やすことができるんだね。



「速く読む」から「速く理解する」へ。
「速く理解する」から「速く解く」へ。
これこそが、中学受験で役立つ「速読」の目指すところなんじゃよ。



よし!じゃあ先生、今日からさっそくトレーニング開始するよ!



そうじゃな。まずは、「ちゃんと理解しながら、昨日の自分より少し速く」から始めるんじゃ!
ここまでで、今回の記事「中学受験に速読は必要?速読が読解力・集中力を伸ばす効果がある根拠とは?」のテーマの解説は以上になります。
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最初の一歩は、まずは速読法のトレーニングを体験をすることだよ!



それでは、司法書士の久我山左近でした!
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